XPから、Windows 7 RCに乗り換えてみた
環境
Windows7RCのインストール
メーカーがVista x64のドライバを配ってないので、Windows7RC x86版を入れることに。
USBの外付けDVDドライブを使って普通にインストール。XPと違い、インストール時に聞かれる項目が少なく非常に楽。20分ほどで終了。他に書くことがない。
ドライバのインストール
元々かなりのドライバを持っていて、無線のON/OFFスイッチ、Fn(ファンクション)+*(輝度、スピーカーのミュート等)、スピーカーの音量調節、指紋認証も普通にいける、すごい。
動かなかったのが、タッチパネルの縁をなぞってもスクロールしないのと、バックライトON/OFFスイッチを押してもIEが起動してしまう点の二つのみ。メーカーサイトから、ドライバをインストールして終了。ちなみに、Vista用のドライバだが警告もなく普通に入った。
タッチパッドドライバ
TOSHIBA Value Added Package
アプリケーションのインストール
サブPCなので、最低限必要なソフトだけ入れた。
- AVG Anti-Virus Free Edition 8.5
- Microsoft Office 2008 Enterprise
- 秀丸エディタ Version 7.11
- DropBox 0.6.507
- ATOK2009
- Firefox 3.0.10
OSで弾かれることなく普通にインストール出来た。ただ、AdobeFlashPlayerでちょっと引っかかった。続けるを押しても反応せずダウンロードできないので、ここからまとめてダウンロードした。
一番最新っぽい、
- flashplayer10r22_87_win.exe (Firefox,Opera用)
- flashplayer10r22_87_winax.exe (Internet Explorer用)
ベンチマーク
まずはWindows純正のベンチから。
メモリ使用量
起動直後 | 750MB |
30分ほど放置 | 550MB |
起動時間
- 5s BIOSを抜けるまで
- 32s 矢印がでるまで
- 55s ログイン画面
- 76s 起動完了(ただし、裏ではCPUがんばってる)
- 120s CPUほぼ0%
終了時間
- 1s ログオフ
- 10s バッテリーの給電ランプが消えるまで
メモリ750MBほど使っている状態で
スリープに入る | 3s |
スリープから起こす | 5s |
休止状態になる | 23s |
休止状態から起こす | 25s |
バッテリーの持ち
3時間半ぐらい。XPでは4時間なので、確実に短くなっている。7はCPUが落ち着くのに時間がかかる。ただし、XPの方は半年前に測ったデータなのでバッテリーの劣化も多少考えられるので、参考程度に。
雰囲気
体感は、VISTAのもっさり感がなく、XPと同じでぐらい軽い。しかも、XPだとプチフリ(SSDのせい)しまくっていたが、7だとあまりプチフリしないのでかなり快適になった。プチフリ対策をしたXPに比べても、プチフリは激減している。
インターフェースはVistaそっくりで、スタートの隣がちょっと変わったぐらい。クイック起動とタスクがくっついた形になっているので(マックみたいな感じ)、クイック起動を多用していた俺は少し使いにくい。マックは下にたくさんアプリを並べて、ポインタを近づけると拡大してくれるが、7はそうでないのでたくさん並べるわけにもいかない。これは後々考えようと思う。
まとめ
まだ二日しか使ってないが、今のところ不具合は出ていない。XPで気になった細かいところが使いやすくなってる。例えば、
- LANケーブルを抜くと、その瞬間に無線に切り替わっている。
- Windowsフリップをやったときに、ブランクページがあり一瞬でデスクトップを表示できる。
- XPではタスクバーをグループ化する機能はいらない子認定だったが、Macっぽくなっていて使いやすい。
- XPに比べとにかく手間がかからず、ちょっとカスタマイズすれば使える。
- 指紋認証が超早く、指をスライドしきる前にログインが終わってる感じ。
Windows7RCを使って感動したのはこんなところ。マッカーに、「Macなら10年前からできるよ、それ」と言われそうだが。
RC版なので、万人にはお勧めしがたいが、プチフリSSDをXPで使っている人や、VISTAを使っているユーザーは乗り換えると幸せになるんじゃないかと思う。製品版が出たら是非試してほしい。
デュアルコア、メモリ2GBが普通になった今、Windows7は抵抗なく受け入れられるのではないかと思っている。俺も製品版が出しだいメインPCも載せ替える予定。自作er&PCゲーマーとしては、"SSDのドライバをきちんと搭載すること"、"DirectX 11によってGPUで動画のエンコードを行うのが普通になってくれること"、の2点を特に期待している。